介護業界の新しい資格 スマート介護士を解説!
2021/09/24
最終更新日:2021/09/24
2019年3月に介護資格として創設された「スマート介護士」という資格をご存知ですか?
(スマート介護士とは公的資格ではなく、民間資格です。)
介護センサーや介護ロボットなどを活用し、介護現場の質向上や効率化を図ることのできる介護士である、ということを証明し、今後の介護現場での活躍が期待されています。

これまでも度々書いていますが、介護業界では長年、慢性的な人材不足が続いているのです。さらに今後は少子高齢化が進み、日本の介護の人材不足はますます深刻化していくことが予想されます。
近年介護ロボットの開発や導入は、徐々に進められてきていますが、実際は所有していても使いこなせていない、持て余している、十分に活用できていない、といった施設が多くあるようです。とても便利なものであるにも関わらず、活用できていない背景には介護センサーや介護ロボットの操作、効率的にオペレーションに組み込むこと、システム構築などに詳しい人が現場におらず、運用できていないことが一つの要因だとされています。
このような問題を解決し、介護の現場でロボットやセンサー等をうまく活用できる人材を増やして行くために創設されたのが「スマート介護士」という資格です。
介護ロボットやセンサーをうまく活用し、介護現場の業務効率化を図り、職員の負担を減らすことができる人材として、介護業界に新たな風を吹かす存在になるのではないでしょうか。
すでに介護ロボットやセンサーを導入している施設や事業ではもちろん、今後の導入を検討している人にとっても、今すぐにでも欲しい人材と言えるでしょう。
現在はスマート介護士basicと、スマート介護士Expertの2種類に別れています。さらにスマート介護士Professionalという上級資格も今後創設される予定とのことです。
BasicとExpertについて
大まかに分けると、Basicは一般の介護職や介護ロボットメーカーを対象とした資格、Expertはオペレーション構築者向けの資格に近くなります。

スマート介護士Basic
試験勉強をする中で介護ロボットについての理解、介護に関する基礎知識を学部ことができます。
試験ではFor Basic & Expert (公式テキスト)と、スマート介護士オンライン講座からの出題があります。概ね正答率70%以上で合格、受験費用は6,600円。
受講資格に特別制限が設けられているわけではありません。
上記2つの試験は併願受験をすることもでき、13,860円となります。
受験会場は現在 札幌 東京 愛知 大阪 福岡 のみとなっています。5名以上のグループで申し込むと割引が適用され、少しリーズナブルになるようです。
スマート介護士資格 公式テキストFor Basic & Expert by サンタフェ総合研究所 を学習すればBasicは合格可能です。Expert の方はテキストをより深く学習し理解することで、合格可能な知識を得ることができます。
また、効率的に学習するのに便利なオンライン講座もあります。公式テキストの内容をオンラインで編集し、まとめられているため、公式テキストと併用し、復習にも活用できます。スマートフォンは動作保障対象外となっていますのでご注意ください。
勤務環境を改善
人手不足も相まって、法律通りの人員配置をしていても現場は常に大忙しです。特に夜勤ではスタッフも少なく、限られた人手で業務をこなす必要があります。安全に施設生活を送っていただくためにも、定時安否確認や見守り以外に、介護ロボットによる見守りが加われば、勤務者の負担は増えることなく、事故を未然に防ぐことがでいる可能性も高まります。
業務の見直し
介護ロボットを有効に活用するには普段の業務分析が欠かせません。介護ロボットの活用により業務を効率化することで、これまでの業務全体の見直しが可能です。介護職員の無理を排除し、無駄を減らし、利用者様の安全を高める。それによって常に質の高い介護を提供することが可能となります。
介護の質向上と効率化
要介護者ひとりひとりの状態によって必要とされる介護内容はそれぞれ異なります。介護ロボットを適切に導入することで介護の質の工場が期待できます。深刻な人手不足に悩まされる介護現場の業務に、介護ロボットを導入することで空いた時間で利用者様との会話の時間を確保したり、専門性の高いケアに回すことができます。
一見ベテラン介護士向けの資格だと思われるかもしれませんが、スマート介護士は勤務経験の浅い人からベテランまで、幅広く活用していただける資格です。
介護職の経験が浅い人でも、これからの時代に備えて介護ロボットについての知識を蓄えておくことは無駄にはなりません。まだ導入されていない、活用しきれていない介護ロボットを現場で有効活用しよう!となった際にすぐに役立てることができます。
転職時や就職時にも有利な自己アピールに繋がりますね。
・この先も長く介護業界で働きたい
・時代に合った介護の働き方を取り入れたい
・少子高齢化に備えたい
このようなかたは、是非勉強を始めてみてはいかがでしょうか?