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COLUMN

お悩み解決コラム

介護予防が目指す本質とは、心と身体が向上してその人らしい人生を送ること。

2021/12/22

最終更新日:2021/12/22

今回は介護の基本「介護予防の理解」について説明します。

介護士と話す利用者さん

介護予防とは

介護予防とは「要介護状態の発生(介護事故ともいいます)をできる限り防ぐ(遅らせる)こと、たとえ要介護状態になってもその悪化をできる限り防ぎ、さらには軽減を目指すこと」と定義されています。介護保険では、支援や援助を受けることだけでなく、国民自らが介護予防のために努力することが記されています。また介護予防は、高齢者が可能な限り自立した日常生活を送り続けていけるよう地域づくりの視点が重要と言われています。

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介護保険法第4条

国民は、自ら要介護状態となることを予防するため、加齢に伴って生ずる心身の変化を自覚して常に健康の保持増進に努めるとともに、要介護状態となった場合においても、進んでリハビリテーションその他の適切な保健医療サービス及び福祉サービスを利用することにより、その有する能力の維持向上に努めるものとする。

介護士と話す女性

※先ずは、要介護にならないようにすること。日々自分の健康管理をすることが大切ですよね。

※年は誰もが重ねるものです。老いとは生きているもの全てに共通することなので、自覚をして、その時の自分を冷静に把握することです。そしてその時の自分に合う健康法は何なのか。それを実践することです。

※その有する能力の維持向上とは、「残存機能の活用」を意味します。誰もが病気になりたくない。ですが、不慮の事故もあれば、脳梗塞を発症し半身麻痺が後遺することもあります。それは本人にとって大変ショックなことです。ですが、その今の状況を冷静に受容しその状態を理解した上で残った機能の維持向上に努めます。仮に右足を失ったなら義足を用いるなど、福祉用具もたくさんあります。また必要な介護を利用して、前向きに生きることです。

介護保険法第115条45の2

市町村は、介護予防・日常生活支援総合事業のほか、被保険者が要介護状態等となることを予防するとともに、要介護状態等となった場合においても、可能な限り、地域において自立した日常生活を営むことができるよう支援する

介護士と話す女性

※ここには地域支援について決められています。

「30代から始める介護Lesson9」(クリックでリンクに飛びます)に書かせていただいた、介護予防・日常生活支援総合事業のほかにも、誰もが介護が必要にならないようにするため国はいろいろなことを行います。そして、介護が必要な状態になっても、可能な限り、住み慣れた自宅で生活できるよう、隣近所などの地域もそれをサポートするよう支援しますと「公助」についてふれています。

介護予防とは、まず、自分で健康を維持向上するように努める「自助」
それをサポートしたり、困ったことを身近で支える「共助」
地域のNPOなどボランティア活動が支える「互助」
そして行政が制度を作ったり、必要なときは支える「公助」

この4つが上手く組み合わさることが大事です。ですので、何も努力しないで助けてください。と言っても周りだって助けずらくなります。先ずは「自分のことは自分でやる」この姿勢が介護予防の原点なのです。

介護予防が目指すことは

介護予防とは、身体のこと(高齢者の運動機能や栄養状態)などの改善だけを目指すものではありません。

心身機能の改善や環境調整などを通じて、生活に必要な能力(活動)や社会への参加(役割)頻度が向上し、一人ひとりの生きがいや自己実現のための取り組みを支援して、生活の質(QOL)の向上を目指しています。

心と身体が向上してその人らしい人生を送ること=介護予防

この記事を書いた人

加藤 英明

介護福祉士/主任介護支援専門員

社会福祉法人熊谷福祉の里にて、特別養護老人ホームクイーンズビラ桶川副施設長として従事する。介護講師や地域福祉団体『埼玉県央ケア協会』の共同代表として、県央地域を中心に地域福祉向上のため活動中

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